2020.01.20

ワンちゃんの爪切りは必要?

 京都市西京区、右京区、南区、下京区、向日市の皆様こんにちは(^^)/

動物病院 京都 西京桂 併設トリミングサロン雅の大槻です(*^^*)

 

普段から私は時間を見つけてはInstagramでワンちゃんの動画などを見ているのですが

先日、衝撃的な画像がアップされていました。思わず〝えっっ〟と声が出てしまいました。

3年間も(色々なご事情が複雑に重なり)放置され爪が伸びて肉球にささり、そのまま伸び続け上の方の肉球から突き出ている状態でした。

初めて見る状態でした、その子はとてもお利口さんでおとなしい子と書かれていました。

どんなに痛かったか…考えると心が痛くなりました(´;ω;`)

この内容を書こうかやめようか悩んだのですが、少しでもその子のような子が減ってほしいと願いを込めて書かせて頂きました。

 

なので今回は、ワンちゃんにとって欠かせないケアの1つ爪切りについてお話をしていきたいと思います!

飼い主様からは『自分で切ってみたいけどどこまで切っていいか分からない』、

『一度切ってみたら出血して怖くてできない』、『大暴れするのでとてもできない・・・』など

さまざまなお悩みもあるかと思います(-_-;)

ワンちゃんの爪切りの重要性について

まず、なぜワンちゃんの爪切りが必要か。

ワンちゃんの爪は人間の爪と同じように、放っておけばおくほどドンドン伸びていきます。

散歩で外を歩けば多少は地面で削れていきますが、地面に着くことのないワンちゃんの親指にあたる「狼爪(ろうそう)」は伸び続けるので、そのまま放置しておくとなにかの拍子に爪が引っかかって折れたり

肉球に刺さったりと、ケガの原因になることもあります。

また、ワンちゃんは四肢の肉球でしっかりと体重を支えています。

もし爪が地面に着くほど伸びると肉球が接地しづらくなり

歩行の妨げや転倒の原因になってしまいます。

 

 

そして、人間と構造が異なり、ワンちゃんの爪は血管や神経を包んだ筒状になっています。

爪を伸ばしたままでいると中の血管や神経も一緒に伸びていくので、いざ切るときに出血しやすくなったり、ワンちゃんが痛い思いをしてしまいます。

そうなるとますます爪切りがしにくくなるという悪循環になってしまいます(~_~;)

定期的のケアが必要な爪切り、できれば嫌がるのを無理やりやったり痛い思いをさせたくはないですよね⁉

爪切りはどの頻度でするべき?

同じ犬種であっても、個体差によって爪の伸びる速度は違いますし、散歩時に歩く地面の種類によっても変わってきます。

散歩の時間や運動量が多いワンちゃんの場合には、削れる量も多くなっていきますので爪切りはそう頻繁に行う必要はなくなってきます。

2週間に1度や1か月に1度など明確に頻度を決めるのは難しいのですが…

爪切りが必要なサイン

フローリングや少し硬めの地面を歩いている時に、爪が地面に当たる音が聞こえるようになった頃が爪切りのサインです☆

ただし、体重の軽い小型犬は、爪が当たる音はなかなか聞き取りにくいことがあるので、飼い主様が定期的に伸びていないかチェックしてあげるのがおすすめです!

 

最後に爪切りの為だけにサロンや動物病院に行くのは大げさだと考えないでください!

爪のケアも愛犬の大切な健康管理のひとつです。

爪の伸びすぎで愛犬がケガをしないよう飼い主様がスキンシップの一環としてチェックしてあげてくださいね☆

                              トリミングサロン雅 大槻

 

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